イサキという魚、調理師学校へ行って初めて知った魚だ
その時習った料理はイサキの煮付け
薄味に、しかも炊く時間も10分くらいでさっと炊き、煮汁と一緒に食べるのが美味しいというものだった
このイサキの煮付け、美味しくて美味しくてとても衝撃を受けたのを今でも覚えている
それ以来イサキが大好きだ
幸い山口では萩産の美味しいイサキが手にはいる
煮付けは勿論塩焼き、刺し身、寿司、何をしたって美味しく食べられる
脂ののったイサキなんかは本当にほっぺが落ちそうになる
だからスーパーなんかで美味しそうなイサキを見つけたらとてもテンションが上がる
イサキの身を2枚手に入れた
美味しそうだな~
何にしようか、せっかくだから美味しい塩焼きが食べたい
私の大好きな本にイサキの塩焼きの美味しい作り方が載っていたのを思いだしその通りにしてみることにした
十数年前に古本屋で買ったのだが
この本扱う材料に対して分かりやすく扱い方を書いているので本当に勉強になる
著者いわく美味しい焼き魚とは皮はカリっと、身はふっくらとしているものだという
そんな美味しい焼き魚家では出来ないと言いたくなる
だがこの本には家でも美味しく作れる作り方が書いてある
ポイントは皮目に何本もの切れ目を入れることと竹串で身が波打つように打つことのようだ
本通りにやってみた
これを魚焼きグリルで焼く
火加減は書いていない、ただ竹串が焼け焦げてしまうまで焼いてはいけないのだそう
これは自分で何回もやってみてコツをつかむしかないのだな
今日は1回目、キレイに竹串が焼け焦げてしまった
焼くのに夢中で写真を撮り忘れた
でも身は結構美味しそうに焼けている
庭に山椒の葉がよく繁っているので下に敷いた
するとイサキの身にも山椒の香りが移ってなんとも涼しげな塩焼きになった
身が厚かったのでとても食べごたえがあったそしてふっくらとしていた
腕が未熟でもなかなか美味しく出来た
強いて言えばもう少しジューシーであれば100点だったのだが
見た目を気にして焼きすぎてしまったのだ
またやろう、とても楽しい
もう一品、レンチョウの身を叩いてジャガイモ入りのおとし天ぷら
レンチョウをまな板で叩いてミンチにして適当に味をつけてからすりおろしジャガイモとジャガイモの千切り、スナップえんどうをまぜて
スプーンですくって油で揚げる
味はなかなかいけたがもっとモチモチすると思った、適当に調味料を入れたためモチモチしなかった、緩すぎたのだ
“適当“は難しい